装星機ガジェットロボ

装星機ガジェットロボ

即座に買いました。二時間くらいやりました。


印象としては確かに「勇者ロボテイストでメダロットやりました」でほぼ間違いないんだけれども、ステージごとにイベントが区切られているスパロボタイプのためにフィールドをうろうろ歩き回ることはなく、ストーリー進行は非常にスムーズ。通信交換しなければ揃わないパーツはない、などということもなく、コアパーツは固定なので結構スッキリしたシステムになっています。
戦闘もムシキング方式の(やったことないので詳しく分からないですが)、頭→右腕→左腕→頭の順番で三すくみ関係にあり、どこで攻撃してどこで防御するかを選択すると、攻撃側が有利な関係だと100%、同等だと50%、不利だと10%のダメージが入るというお手軽仕様。
むやみやたらとパーツ数を増やし、使えないパーツとシステムが増えていったメダロットよりはライトな感じです。
といってもパーツ250種類のほとんどが「約五種類前後のシリーズの色バリエーション」というフロントミッション方式のため、外見バリエーションは序盤で頭打ちになります。まあパーツ一個一個につき技が違うので、戦闘アニメそんなに作ってられないというのはわかりますが。
加えて戦闘難易度が腰が抜けるほどに低い。売りの一つである「星座を描いて放つ」とか「マイクに向かって一定時間叫ぶ」たけし城!?)という燃える演出の超必殺技のためのゲージが貯まる暇もありません。普通にパーツ交換して普通に殴っているだけで、じゃんけんで勝てば一撃必殺が当たり前になっていきます。
なのでまあ、やりこみ要素についてはコアな期待をしないほうがいいかもしれません。
対戦コミュニケーションツールにするなら別かもしれないけれど、それなら今更ポケモンに敵うわけもないし。


それより注目すべきはストーリー面かと。
間違いなく往年の勇者シリーズエルドランシリーズを強く意識した敵とロボットと世界観、さらにメダロットとも相通じる様々な日常のギミックに夢と希望がこれでもかこれでもかと詰め込まれています。
平和な日常を脅かす異世界からの侵略者を、手の平に握り締めたオモチャを使ってクラスメイトと共に迎え撃つんですよ。しかもかつて侵略者達と幼い頃に戦った経験のある大人たち(メダロットで言うヒカル兄ちゃん的な立ち位置といえばわかろうか)が日になり陰になり支えてくれるんですよ。
やっべー、超たのしー。謎の転校生とか21世紀になって久々に見たわー。


個人的な余談極まりないですが、主人公を「ケイタ」、ロボを「ギンセイザー」にして進めてるんですが、微妙に後悔中。
クラスメイトに「カイト≒ケイタ」(眼鏡優等生)「モモ≒コモモ」(ピンクツインテールツンデレ委員長)がいるし、父さんの名前は「レツ=烈の音読み」だし、むしろ「アキラ」か「ヒカル」にしておくべきだったのではなかろーかと。
というかもし本当にクリエイティブコアの人、あのリプレイ読んでたなら言って下さい、嬉しがるから。