CANNONBALL ~ねこねこマシン猛レース!~

CANNONBALL ~ねこねこマシン猛レース!~

積みゲー55個目。
フォクシイ可愛いよフォクシイ。メインヒロインが一番好みなゲームは久しぶりだよ。
そしてフィリオもそれに釣り合う良い男だ。主人公が格好良いゲームに悪いものはない。
SF世界でのスティール・ボール・ラン@宇宙に現役チャンプと貴族と音楽家と大学生と皇女と魔女と円卓の騎士と魔王とインディアンと機械人形とチンピラが参加する、という激烈なまでのカオスフレア度。これが面白くないわけがない。
そうした混沌にリアリティを与えるSF設定と計算して織り込まれた伏線が極上の世界観を演出。このサブキャラたちも全員個性的でしかも好感が持てるので読み進めていっても全く飽きが来ず、「世界を感じる」ことに一役買っています。
ドラゴンファームシリーズを読んだことがあるから楽しみ方がシンクロして酷く懐かしい思いをしたり。
そしてレースを通し、絆を育んだり、再び絆を取り戻していく面々の姿に心を打たれたり。


唯一欠点といえばレースがシステム的に足を引っ張っているという点ですか。
ガチでマリオカート的なシステムとかだったりするとヘタクソな私はクリアがおぼつかないわけですが(笑)、それにしてもコマンド選択型で後は放置とかにされると繰り返しプレイのときにひたすら面倒くさいだけで臨場感は無いし、乱数制御がシビアなものでシナリオフラグである順位の操作もおぼつかない、というちょっとトホホな結果になっています。
まあ出荷当時の最初期版はバグでインストールすら出来なかったという逸話を持つライアー製ソフトにしてはマシなけちの付け所なんですが。


傑作と名高いForestに比べてもこちらの方が世界の作り方とシンプルさで個人的には好みです。
あとクリア後のしっぽ遊戯が不条理度高いw


てこいれぷりんせす! 廉価版

てこいれぷりんせす! 廉価版

積みゲー56個目。
メルヴェール大好きだメルヴェール。可愛いとは言い切れない。(笑)
回りくどいボケツッコミギャグを書かせたら荒川工はピカイチだということを改めて認識。ただしかしそれがメルルートにほぼ全部突っ込まれているから他のキャラのルートが物足りないけれども。
伏線が綺麗にはまるシナリオと、そんなことどうでもよくなるギャグセンスと、話が終わっても後日談エロシーンに力を入れるその心意気と、ショタ主人公の愛らしさに乾杯したいゲームです(笑)。


大神 PlayStation 2 the Best

大神 PlayStation 2 the Best

「ここは一つ みんなで力を合わせて 大神サマのご機嫌取りと行かねェか?」

エンディング付近の流れとかひっくるめてまさに神ゲーだと聞いて。
こつこつプレイしていたのですが、色々とぶつ切りだったのでクリアまで感想は書きませんでした。
その評価は、まさしくだったり。


システムとしては和風ゼルダの伝説で、モチーフが古事記だの日本神話だの昔話にアイヌ伝説、という最後以外は結構日本人なら常識的知識のオンパレードで構成された民話カオスフレアな舞台設定。
進めていくにつれそのクロスオーバーのつじつま合わせ度合いに舌を巻くこと請け合いです。
ある事件によるヤマタノオロチの復活を機に妖怪であふれかえったナカツクニに平和をもたらすため、白き狼の姿をとったアマテラスが世直しの旅に出る――というストーリー。
アイヌ関連シナリオに入るにつれ、終盤はうたわれるもの的な真相が待っているのかとも思いましたがそれは風味だけだったらしく、あくまで和風ファンタジーの世界観は守られているのがポイント高し。
加えて水墨画の水彩画じみた描画が日本特有のノスタルジックさ演出するという、ありとあらゆる要素で以って一つの世界を作り上げる姿勢は尊敬に値します。
文化庁メディア芸術賞のエンターテイメント大賞受賞はまさにふさわしい評価といえましょう。


結局のところ、序盤のスサノオと終盤からの展開がツボを衝き過ぎて涙が止まらない。
伏線は色々と張られていたから予想は出来たけれども、むしろお前これ勇者シリーズのお約束じゃね!?という燃えるシチュエーションによるクライマックスが最高に王道の大傑作!
あー、バカの一つ覚えと呼ばれようともこのシチュエーションに至って感動することが出来るという時点で話の積み重ねがこの上なく成功しているという証明でもあるわけで。
ペルソナ3と同様に涙を流しながらラスボスとの最終決戦に挑みましたよ。こっちの武器が結構強力すぎて苦戦しなかったけれども(笑)。


というわけで、またひとつ万人に自信を持って押し付けて回りたいゲームが一つ。



アニメに続いてまたペルソナ3と同一世界観!!
しかも召還機が眼鏡ですよ。電脳コイルの影響バシバシなんでしょうなあ。

ブルームーン編」
主人公はギアスを「恋愛ギアス」として使い始める。
彼も彼女も「僕を好きになれ」の命令に逆らえない!!

誰もが一度は思いついた設定を本気でやりおった!!(爆笑)
思いの強さはきしめーん。
本編でも主人公専用機体の先行試作型紅蓮とかランスロット兄弟機とかあるし、かなり面白そうです。発売日も近いしチェックを入れよう。