レポートの息抜きで一日二三話進行とかしてたらクリアしちゃった。
クリアして分かったことですが、この作品にはグレンラガンマップスが参戦しています。
まあ発売が放送より早かったグレンラガンは偶然の一致だろうけれども、マップスは言い逃れできないってか確信的にやってるでしょこれ。ラスボスロボの造形を見る限り。



評価は燦然と輝くSSを。
原作再現よりも原作昇華に重きを置いたこの作品の在り方は、まさしく私が理想とする「スパロボ」そのものだった。そう、クロスオーバーで生まれる絆がありとあらゆる者に幸いをもたらしてくれた。
原作で救われないのであれば、誰かが二次創作で救ってやればいい。


テッカマンと深い関係性を持たされたオーガンがブレードの背中に戦う勇気を与えられる。
千鳥をさらわれ道を見失いかける宗介が劇場版アキトに守られる。
宇宙に生きる者としてアストレイ面子と固い絆で結ばれたオリジナル面子。彼らの物語だけを追っても「家族」の絆の尊さと一人の男の成長過程という二つの見所があって飽きさせるということが無い。
種の面子もアストレイの人間達と正式に顔を合わせたことで、その歪みがいかばかりか強制されたようにも見えた。
主人公と出会ったことで種の人間の大半が運命を変えられ、ゾンダーに取り込まれたミユキを巡って凱とDボゥイの間に友情が芽生え、ゴライオンとギャレオンのルーツが一つになり、火星の後継者の反乱において様々な勢力の人間模様が結実する。ニュートロンジャマーキャンセラーが手に入らなかったブルーコスモスフェルミオンミサイルぶちかましてきたのには笑ったけれども。それ以上に酷いのがオメガ兄さんが「ぶるぁあああっ!」とか叫びながらボルテッカ撃ってくるんですよ!?(本当) 
何より精神崩壊したブラスターブレードの扱いが熱すぎる。エビルとのタイマンでちゃんと「マスカレード」がかかる上にあれがああなってこうなるなんて!
ご都合主義だと笑わば笑え!!だが忘れるな、勇気と絆の前に不可能事など有り得ないのだとッ!!
うーんまずい、バンプレストオリジナルとネタも被ってるし電光勇者アステリオスのシナリオに多大な影響を及ぼしそうだ(爆)。




そんなわけで、参戦作品のどれか一つでも思い入れがあるのならば絶対的に「買い」です。
特にオススメポイントとして、シナリオ昇華が凄いのが「ナデシコ」と「テッカマンブレード」。
ネタ的に「SEED」と「フルメタルパニック・ふもっふ」。種の扱いの酷さはギャグです。
戦闘アニメ的に「ガオガイガー」。サルファより再現度が高いってどんな無茶してるんですか開発スタッフ!!







それにしてもマジンガーとゲッターマジ空気。
え、何このとりあえず出しとけ感満載の人たち。ルート選択の問題もあるのかもしれないけど一番輝いてたのが白鳥さんの「マジーン・ゴー!」の時だけってありえないでしょ。
宇宙世紀ガンダムを完全排除したのと一緒に斬り捨てておくべきじゃなかったのかしら。言いたくないですけど世界観的に不純物だから混ざりにくいんだよあなたら。
Rでのネオゲッターとかはそれなりにシナリオに絡んできてたのに。