映画撮影が始まりました。
演劇畑出身の私には少々勝手が違う点があったりして。
演出方針が違うとかメイクをちゃんとするだとかが新鮮だというのは私が歴代所属していたサークルの弱小性がここに来て露骨に露呈しただけだと思うのだけども、やはり一番大きいのは「編集」という概念の存在か。
芝居はナマモノという言葉があるように、舞台役者は基本的に何度も練習して台本全てを覚えきり、本番に一発勝負でぶっ通して(時にはアドリブなど差し挟みつつ)演じることを求められる仕事なわけですが。
映画撮影の場合は同じシーンでも撮影方向を変えたカットを何回も撮る代わり、良い絵が撮れたらそれで終了。
つまり、同じシーンひとつあたりで考えると、練習が格段に少なく本番の回数が多く、トータルで考えると同じ場面を演技する回数が少なくなる。
シーンがサクサク進む割りに集中力が普段より消費されるので妙な疲れ方をしたというお話。
さー明日も撮影だぁ。