ふと「そういえばこれも魔術理論が物理に基づきまくりで面白かったなあ」と思い出して実家に置いてきた五巻を読み直す。
やっべえ、ツボを自覚した目で読むと果てしなく致命傷。
咒式(この世界観における魔術)に関する説明を裏打ちする圧倒的なまでの物理&化学知識は言うに及ばず、特に四巻〜五巻のエピソードはヲタクにとって身につまされる超良作なテーマであり、それを支える筋立て自体も伏線の組み立て、キャラ立て、掛け合い、戦闘描写、心理描写、全てがA以上という優れもの。
問題があるとすれば同系統で卓抜しすぎてて私がオリジナルを書く意気がゴリゴリ減殺されることくらいか。
集めるべし集めるべし。


作者の公式ホームページ見てみたら、五巻の解説が凄い。

作者の抑鬱神経症は治らないままの
刊行となりました。
浅井ラボ作品中最高の鬱度を誇る迷作


自殺したり鬱病になったりしても読者様の自己責任です。

ひゃっほう。