ラスト三話くらい。

「女に交際を申し込むにはどうしたら良い!?」

しこたま笑ったが、ここが今思うと分岐点だったのだなぁ。
アカアオで力を与えられたホストに刀を奪われて変身できなくなり、逃亡の末に絆を深めていく二人。
じいさんの犠牲で合流した二人と共に訓練を始めるが、
「彼は、誰の命も救うことが出来なかったのだ」
重い。バッドエンドすぎる。結構馴れ合いというかお約束というかで人質をとるまでは行っても殺すことは無いのが悪役の行動原理なのに、問答無用の皆殺し。最終決戦でもジョーまで爆死で腕が吹っ飛んでるし。
後味が悪すぎるとはいえ、ある意味リアルに徹した展開ではあったのだ。


と、しんみりしていたところにオチで苦笑。どこまでも深夜帯の特権を生かした作品だったなぁ!
評価Sに切り替え。

滅法格好良いカイザ・ムラカミイサナ隊長。それに応えるようにやたら格好良い空戦のCG、メビウスのアクション。何か今回気合が違ったぞ。
珍しく仲間内で正体を知っているために誤魔化しに奔走する隊の面々がチュパ研っぽいとのご意見も(笑)。
次回、また泣かされそうな話です。

「大人ってのは相棒を無くしても平気になれることなのか!?」
「違う。友が安心して旅立てるようになることだ」

身を呈してパワースポット封印を行う魔弾龍たち。最後の最後までソーディアン……!インテリジェンスソードってのはこういう結末しかないのか。
結局序盤に立てられた和解フラグは無かったことになった後日談であった。
A+くらい。

次々崩壊していくネガティブシンジケート。次回はリュウオーンか。

  • カブト

何故かワームについて公的に説明する加賀美パパ。何で今更言うの一年遅いよ。
そして今更ワーム探知ペンダント完成。だから遅いって。そして影山さん何してんアンタ。
そのペンダントを破壊して回る天道にネイティブからのカブト抹殺指令が。これも今更っぽい気がするなあ、これまで散々好き勝手を放置しておいた癖に。生身でゼクトルーパーをあしらいまくる天道オメガカッコヨス。そういえば目茶目茶強かったんですよねこいつ。銃撃しちゃえば流石に倒せるのではないかと一瞬思ったが、ガンカタでもして反撃してきそうな気もしないでもない。それ以前に周りに人がいるから発砲命令は出ないか。


これと対比するように今更ながらにクロックアップの演出が美麗。
一瞬で積荷を破壊する襲撃者とそれを視認するガタック(あれだけ遅かったら本当ならとっくに逃げていてもおかしくないはずなのだが天道は何をモタモタしていたんだろうという気はするけど)、ペンダント配布現場に何故か(本当に何故だ)現れたダークカブトとの一瞬の駆け引き(マキシマ喰らって無事とは凄いぞマスクドフォームの防御力)、天道の真意を問い質すために銃撃を交わすと見せかけたクロックアップ空間での密談。
やれば出来るんじゃないかギミック活用。ここのところ一ヶ月単位でクロックアップが登場しなかったから無かったことになっているのかとばっかり思っていたのに。
次回、残り二回でどうやって決着をつけるつもりなのかということよりもついにやさぐるまさんに見限られたか後頭部にライダーキックを喰らう影山さんの方が気になる。