最終回の焼き直し。
聖書からの引用はどうにも厨臭いという印象しか与えない。VestageにOPが差し替えられていて結構よろしい。最初からこっちにしておけよ。ドムがちょっと活躍。中盤のわけ分からんうだうだポエム回想は健在。序盤のメサイア攻めに苦戦している様子がそこそこ良かっただけに辟易。
CMの「デスティニーはまだ終わらない!」に終われ!!と大絶叫。でも第三弾やるらしいんだよなクソッタレ。
シンもアスランとの問答がちょっと進歩しているが、ボンボン版ほど自分を持っているわけではない。ラスボスの間にアスラン追加。居た意味あったのかあの空気具合?レイを気にかけたのは良かった。
そして新規追加。あの放り投げからするととにかく後日談が作られているだけで評価できてしまうというのがまた怖い。しかしあれだけ出鱈目やらかしてオーブの首脳陣に返り咲けるのかラクス。慰霊碑でキラと握手するシン、って何故許す。めちゃめちゃ丸め込まれてますよ!?ラクスのキラの肩に頭乗せている様子が「上手くいきましたわ」っぽく見えてしょうがない。どう考えても手を取りあうような関係性になるような間柄じゃないじゃないか。ガン×ソードのヴァンとレイみたいな。「どれだけ吹き飛ばされても、また花を植えるよ」は割合良い台詞でした。
つまり結論としてはどれだけ最終回時点でスケジュール管理がめたくそだったかを露呈したというわけで。
作品自体としても脚本の筋は崩壊、キャラはバカだらけで萌える余地も無し、メカ戦もバンク使いまわしに力押しで正直微妙。良かったのは「インパルスVSフリーダム」と「ストライクフリーダム発進」くらいなものだし。褒めるべき点が一つとして見当たらない。

前回以上の暴走は流石にするわけもなく、無難に原作ネタのコラージュで終わり。
折角彗星回避したのに本星から殲滅指令が出てえー、と思ったら何事も無く終了(笑)。まあこんな感じだよね、ぱにぽになら。
「ごめん、さよならだ」
いやいやいや。面白かったです。

鉤爪の誘惑に一瞬たりと迷わず
「俺からエレナの死さえ奪う気か!死んだ奴は絶対に生き返らないんだ!!
と返すヴァン。感動したと思う間もなく
「ああそうか、つまりあなたはバカなんだ!!
遅ェ!!気付くの遅いよアンタ!!
ミハイルを止めるウェンディも泣かせる。
「私はこの目で見てきた、この脚で確かめてきた!!」
鉤爪の男の理想がどれだけ素晴らしく見えたとしても、そんなものを必要としない人間は確かに居る。そして説得される兄貴。
「お前が正しいのかも知れない。でも僕が選んだ道も正しいと思うんだ」
このあり方はキラにやって欲しかった(笑)。シンに撃墜されてシンのことを認めてやってくれていれば。
で、バカにされまくって一旦沈むヴァンだが、走馬灯でウェンディを見て立ち上がる、かと思いきや「ウェンディ→お嫁さん→エレナ――――!!」で大復活。


そ れ は そ う だ よ な !!


だがバースデイ撃破されてなお
「もう一回出来る!ありがとう!ありがとう!」
とのたまう鉤爪はとことんポジティブ思考。怖すぎです。
101も全滅させるわ「初めましてカルロスです」だわ、エルドラソウルは今日もいいとこ取りだった。
鉤爪もファサリナもミハイルも随分あっけない。そしてカイジー!!まさかの再登場!
エピローグではジョシュアが随分成長して見えたり、プリシラ諦め早かったり、カルメンさん可愛いすぎだったり、カメオ成長しすぎだったり。
そして再会すらもあっけなさすぎて思わず微笑む。
印象としては「種死へのアンチテーゼ」。すっきりさっぱりするアニメでしたよ。