久々に神坂先生の新作が出たので読んでみたら、なんだか場当たり的なドタバタ劇と薄味なファンタジーが来ましたよ、と。シェリフスターからこっち満足出来るような話を持ってきてくれないなぁ。
アビスゲートの方、そのあからさまとしか言いようが無い伏線の数々はギャグでやってるんだよね?それとクトゥルフインスパイアにしてはグロテスク度が足りないと思うんだ。


Bullet Butlers〜虎は弾丸のごとく疾駆する〜(1) (ガガガ文庫 (ガひ1-1))

Bullet Butlers〜虎は弾丸のごとく疾駆する〜(1) (ガガガ文庫 (ガひ1-1))

どうせやるならこのくらいまでしてくれないと。
というわけでバレバト小説版前編。本編で名前だけ出てきていたミスティック・ワンがメインキャラとして出てくるわ、本編のメインキャラが続々と出てくるわと、ノベライズと言うよりもファンディスクを紙媒体で出しました的なアフターでアナザーなストーリーに仕上がっております。
本編クリア済みの方には非常に美味しくいただけますが、そこそこ大きいネタバレも一つ入っているのでこれから先に読もうというのはやめておいた方が無難かと思われます。


にこは神様に○○される? (ガガガ文庫 あ 1-1)

にこは神様に○○される? (ガガガ文庫 あ 1-1)

こちらは荒川さん。んにゅう、物語は始まったばっかりっぽくて何とも言いようが無い。
持ち味であるところの文のキレも媒体が違うからか地味に効果が今ひとつでありますし。


母校の文化祭の古本位置でお安く購入。
やはりフルハシはSFを書かせたら超一級ですなあ。カオスフレアの舞台に丁度良いような世界が。
これまた再開の見込みの無い超良作でありましたとさ。


都市対抗戦が随分引っ張った割りに呆気なく終わってしまいましたが。
むしろメインはこれからの三角関係勃発にあると言いたいのかっ。


オイレンは中エピソードの連続で特甲児童方面の話が動き、シュピーゲルは疾走する大エピソードでプリンチップ社の話が動く。
その隙に何かどっちも急にフラグが林立してね?
まさかここで雛が動くとは夢にも思わなかったのでワクワクが止まりませんよ!
それとは別に出来上がっちゃった組であるあいつらの方は陽炎フィルタが掛かったミハエル中隊長の男の色香が巻を増すごとにとんでもないことになってて読んでいるこっちまでくらくら来ます。渋いよ惚れるよ三十路の野郎。ああ相棒、久しぶりに君に会いたいよ。


シェアードワールドの「音楽で魔法」モノでされ竜の浅井ラボが参加してるオムニバスだったので購入。
残念ながら世界観自体にはそれほど大きな魅力を感じられなかったものの、鬱&残酷分は大いに補給させてもらいました。
あざの耕平の話も好みだったのでBBBもちょっと立ち読みしてみようか。


ウィザーズ・ブレイン 〈6〉 再会の天地〈下〉 (電撃文庫 (1500))

ウィザーズ・ブレイン 〈6〉 再会の天地〈下〉 (電撃文庫 (1500))

状況がひっくり返される際の驚愕を伴ったカタルシスが、この一冊の中に三回も詰め込まれていた。
その情報を伏せていたのがこういう形で返されるか。まさかその前提条件から覆されるとは。やはり鍵はディーとの邂逅か。
理詰めで読み手を驚かせてくれる展開は何とも言えず心地よい衝撃。
この事件が錬の立場に将来与えるであろう影響は、世界も人も救ってくれるかもしれない。


さて、次回で祐一兄ちゃんが再登場ですよーッ!?


ついに、状況が動く。
これこれこれこういうのを心待ちにしていたんですよ!あまりに嬉しくて一巻から伏線を探していたらもう一周禁書マラソンを始める羽目になりましたよ。
「とりあえず右腕で殴っとけ」なワンパタクライマックスからもようよう抜け出て積み上げたギミックをフル活用。うーん、激烈に続きが気になりますよ!?


てか、もしかして主人公とヒロインが両方ともアレしちゃってるのは最後の最後でまとめて解決させるためなのか?