ありがとう集中講義。ごめんなさい集中講義。
家にいるときはアニメ消化かスパロボOGだから本を崩すヒマがないのよね。


素直に続刊を出したご様子。これはこれで。
持ち味であるキャラの転がし方とか等身大の出来事の後ろに潜む非日常の影とかの描き方が非常に丁寧に発揮されていて好み。中でも夢砕きが事件解決自体には関わってこない「ダウジングガール×チャイルディッシュウーマン」があちこちでも評判なのが納得の傑作。こういう筆力が大事なのよね。
締め方がどうも陰謀編に入りそうな気配なのがちょっと不安ですけれども。京極堂みたいな「まちのまほうつかいさん」みたいなテイストで行って欲しかった。


新興宗教オモイデ教外伝 1 (1) (ガガガ文庫)

新興宗教オモイデ教外伝 1 (1) (ガガガ文庫)

鋼屋師匠のススメで買ったのだけれどもそもそも原作を知らなかったり。
でもこの世界に足を踏み入れた時点で既に古典となっていた作品を思い出させる話でした。アレを現代にリメイクするとこんな感じになるかな。
それより可能系の「行けない」みたいなのを必ず「行かれない」と書くのが気になって仕方ないです。


本編が回りくどくてラブい展開にならない方向性である分を補って余りあるくらいのダダ甘さ。
読んでて口の端がニヨニヨと吊り上がるのを抑えられませんでした。駄目ぇ……講義中なのにぃ……!
殺せ、いっそ殺せ。かつてTRPGプレイ中に浴びせられた罵声の意味が今なら心底分かる!(笑)
文句なしにオススメというかむしろ本編知らない奴もこれだけ買え。


一転して全く番外編とも思えない巻。これだけ買っても話が全く分かりません。どうにかメンバーは13巻を通して出揃ったと見えて、各方面のキャラクターの一日が描写されるという形式に落ち着いた模様。ミサカはミサカは本気で作者に嫌われているのですね(笑)。
さて、ドラマCD予約しなくちゃ。
そして まとめサイト自作SSまとめ。(http://members.jcom.home.ne.jp/vampirdzhija/さんより)


ナリタ攻防戦ノベライズ。文字にすることでそれぞれの心情の内面の正確な部分が明確に浮き彫りにされたり、専門用語が何て書くのかが分かるようになったりしました(何気にこれかなり重要。個人的にだけど)。
読んだ限りだとスザクのあの身体能力はランスロットに乗っているうちにどうにかなったわけでは無いようで、これまた幼少時からのギアスユーザー疑惑が加速する結果になりました。
さて、目前に迫った第一部最終回を待とう。TBSだと30日深夜です。


リヴァースキス (電撃文庫)

リヴァースキス (電撃文庫)

目が覚めたら女の体になってました自分の本来の体は赤の他人の浮遊霊に奪われてました元の体に戻るにはキスしないといけませんさあどうする。そんな第七回電撃短編小説大賞。
心底嫌がる主人公とそのまわりの知り合いのドタバタ(揃いも揃って変態ばかりだ可哀想に(笑))がテンポ良くて読ませる読ませる。主人公の行動パターンが読めるようで読めないのもかなり見所高い。
それだけでなく、ラストのオチには素直に感心。完全に読めなかった。伏線の張り方が近年稀に見るほどのステルスっぷりを発揮していると思いますよこれは。


裏切ったな!?僕の気持ちを裏切ったな!?(謎)
ニトロプラス関連だということで買ってはみたものの、ううむ、いみじくも筆者自身が後書きで書いているように脳内の物語伝達技術が今ひとつ不足!世界観自体はかなり良い線を行っているのに!やはりゲームの脚本と小説では微妙に表現手段が異なるのが一因ではないだろうか。


学園キノ〈2〉 (電撃文庫)

学園キノ〈2〉 (電撃文庫)

やっぱり上手い人は何をやっても巧いんだなあ……。しかしあんなデカい写植を見たのは初めてだ(笑)。
超☆後書きでの作家への道コーナーが実に具体的で参考になるお話だったり。とりあえず生活リズムだけなら今すぐ作家になれます私(苦笑)。
名前の由来がシグ・ザウエルからだとは全然気付かなんだ。