京都アニメーションでの』アニメ化祈願と第三期決定を祝して。




「どういうつもりです!あの二人を個別に……しかもあの世界に介入させるなど!」
「AAAランクの魔導師を遊ばせておいてどうするつもりかね。しかも現状では未だ嘱託預かりだ、こちらで動かして何の問題があるという」
「提督、貴方は分かっていない!どれだけ戦闘能力が高かろうと、ランクがAAAだろうと、彼女達は未だ子供なのです!
 甘さが残る、判断を誤る!……特にあの二人と、あの世界ともなれば!
 下手をすれば……いえ、十中八九、ミイラ取りがミイラになりますよ!」
コンソールの前で拳を握り、クロノ・ハラオウンは歯噛みした。
中間管理職にとって真に恐ろしいのは敵ではなかった。「無能な上司」と「役立たずの部下」。
まさかリンディの不在中とはいえ、運用部にこのような独断を許すとは!
「人間の敵はいつだって人間ということか……!せめて担当がレティ提督ならば……ッ」
皆まで言わず通信を終了させると、ブリッジ全体に響く声で叫んだ。
「アースラを動かせ!今すぐにだ!あの二人を確保しなければ、確実にあの世界に取り込まれる!!」




「あの世界の魔導師の元型(アーキタイプ)である遺失遺産(ロストロギア)、『元型なる悪魔使い』の居場所を探すんだ!」




それは彼女達が撃墜王(エース)の名を得て後、闘士(ストライカーズ)と成る前の物語。
ある世界で運命の車輪(ホイールオブデスティニー)が回り始める音を全ての人間が聞いた日に始まった物語。




ゴッ!
光の柱が男の体を掠めて背後の虚空へ消えていく。
光使いによる長距離狙撃と勘違いするほどの大出力。至近弾だけでノイズメーカーの直撃を食らったような負荷。
何故か直接的な殺傷能力は存在していない正体不明の攻撃だが、まともに食らえば疲労度が限界を超えて一撃で意識を断ち落とされるに違いない。
『探査完了。目標にI-ブレインは存在しないはず』
両目を覆う眼帯をつけた少女が『FA-307』から信じられない偵察結果をよこしてきた。
「魔法士でないだと……一体何なんだ、あの騎士剣は!」
《My name is Raging Heart. Give my regards to you.》
「……ハッ、随分と賢いデバイスみたいだが……裏を返せばそれだけだ。
 騎士剣を狙え!あれを失えば奴は三流魔法士以下だ!」
《That's fault. My master is invincible.》
天使の羽のごとき光翼を展開させ、稠密な紋様で裏打ちされた光輪を纏わせた杖が機械的な音声で言う。
純白を基調とし、トリコロールで彩られた防護服(バリアジャケット)を纏うその使い手は。
「魔法は頭で使うものじゃないよ。熱い胸から湧き上がるものだよ!」
足首から生えた翼で虚空に浮かぶ魔法陣を踏みしめ、眼下に居並ぶWBFウィザーズ・ブレイン・ファクトリー)のA級魔法士達に向けて名乗りを上げた。
「時空管理局士官魔導師見習い、高町なのは!」




「足元やデバイスの周囲に目視できるほどの情報制御の余波が広がってやがる……」
「フィアの羽と似たようなもの?」
「いや、むしろそれ自体が論理回路を形成しているからオレの『破砕の領域(Erase Circle)』に似た原理の……一種の増幅器(ブースター)だと思う。
 あのデタラメな砲撃のタネはそれに由来するんだろうな」
雲上航行艦『Huter Pigeon』のブリッジで、赤毛の男と黒髪の少年がモニターに映し出される戦闘の様子を観察している。
「それに僕が見たところ、あの服、見た目通りの代物じゃない。耐衝撃、耐熱、耐低温、絶縁、防刃……
 考えられるありとあらゆる物理的な攻撃を持ち主から遮断するよう情報面から強化されてる。
 あそこまで行くと一種の結界だ。攻撃を届かせるには情報解体くらいしか思いつかない」
少年から与えられた情報を咀嚼し、傍らにいた天使のような金髪の少女は確認した。
「つまり……あの女の子の服を脱がそうと錬は言うんですね」
「……いや、あのね?」
「うわー、錬ってばえっちっちー」
「だーかーらー!」
追い討ちをかけるおさげの少女の言葉に焦る少年。
瞬時にドタバタに変わってしまった雰囲気を感じ、ヴァーミリオン・CD・ヘイズはそっぽを向いて肺の中の空気を細く長く吹き出した。




「さて、そう言われても……心当たりが無いものは答えようが無いからね。もう少し違う言葉で語ってもらえないかな?」
突如として現れた人影の言葉に、天樹真昼は胸中の焦りを感じさせない暢気さで答える。
いまだ全『シティ』に宣戦布告して一日足らず。これだけの速さで攻撃を仕掛けられるほどの情報網を持っている組織にも個人にも心当たりが無い。
とにかく今は会話を長引かせ、少しでも多くの情報を集めなくてはならない。
「心当たりが無いはずはないでしょう。『元型』をこの世界に再現した張本人である貴方は、ある意味この事件の全てに関わっていると言っていい」
真昼はその台詞に今度こそ表情を変える。
金色の髪をなびかせ、金色の鎌を携えた、死神のような黒い影。
フェイトは今一度同じ問いを繰り返した。
「『悪魔使い』の居場所を教えてください」




《運動係数制御(ラグランジュ)起動。容量不足。世界面制御(サイバーグ)強制終了》
ナノセカンドにすら届かない無限小の一瞬で少女の背後へと移動し、錬は右手の擬似騎士剣であるナイフを振りかぶる。
《Protection.》
だが、完全に無防備な位置へと叩き込んだはずのその一撃は、正体不明の情報防壁によって阻まれた。
いかに「自己領域」を解除しなければ近距離戦闘で不利だとは言え、処理速度が落ちた状態でも魔法士以外の人間では及ばない反応速度と身体機能を保持しているはずなのだ。
だというのに、その少女は錬と互角に渡り合っている。
あちらから見れば瞬間移動したにも等しい動きのはずのこちらの自己領域転移にも寸暇をおかず反応し、凌ぎきれるはずの無い攻撃を容易くいなして再び攻撃を加えてくる。
決してこちらに物理的な被害を出すことなく、徹底して高密度情報をぶつけることによるI-ブレインの停止を狙って。
その異様な戦い方には覚えがあった。かつてヘイズがエドと錬を相手取った時に見せた、相手の動きをミリ単位で予測演算することによる高速機動への対応。
だがそれはヘイズの有する異常なまでの演算領域にものを言わせた彼特有の戦闘技能ではなかったか。それだけの計算を生身で行っているとでも言うのか!?
「何なんだ……何なんだ君は!?魔法士でもないのにその戦闘能力!一体どういう化け物なんだ!」
「悪魔の次は化け物かぁ……酷い言われようだよね」
《Divine shooter.》
苦笑して放たれる光弾が、それぞれ個別の軌道を描いて錬に襲い掛かり――
「交代っ!」
錬の肩を蹴って前に飛び出したファンメイの黒い触手に弾き散らされた。
《Caution. Another enermy has shapeshift. It approaches.》
「にゃーっ!?」
眼前で少女の手足が形を崩すのを目の当たりにしたなのはが悲鳴を上げ、
「うわっちょっと!?急に飛び出してこないでよっ!?」
踏み台にされた錬がバランスを崩し、
「ってあわわわわわ!?どいてどいてー!?」
足場が崩れ、目標が棒立ちになったせいで対応を決めかねたファンメイが重力に従って落下し、
ごち。
ずる。
べしゃ。
ダンゴ状態になった三人がもつれ合って転がっていく。
「……なあハリー、オレはいつまで保父さん役をやらなくちゃいけないんだろうな」
『貴方だって実年齢12歳でしょうにねえ』
ぱたぱたと三人の下へ駆けて行くフィアを眺めながら遠い目をするヘイズ。
もっとハードボイルドに生きたい。




(……どういうことだろう。あれだけ有効打を叩き込んだのに気絶しないなんて)
黒と白の双剣を操る少年と斬り結ぶ時間は既に30分を越えた。
いくらこちらが高速戦魔導師であっても、瞬間移動とこちらの反応速度以上の運動能力、防御が意味を無さない謎の一撃を同時に使いこなす相手に接近戦を挑んでこれだけ保った時点で奇跡のレベルだ。
だが、奇跡を起こしても負けてしまえば何の意味もありはしない。
(このままじゃジリ貧になる……!)
《制御式『万象之剣』限定起動(Mode "World Slayer" limited starts)》
「!?」
黒剣から響いたデバイス機械的な声に、フェイトの本能が危機感を感じ取る。
「時間を掛けていられないんだ……」
少年の声と同時、使い手が別人に成り代わったかのような速度で二刀が跳ね上がった。
(か……わせな――)
辛うじて滑らせるように動かした戦斧の柄が左の白剣の起動をずらすが、右の黒剣は左胸へと真っ直ぐに――
バルディッシュ――!)
《Defencor.》
完全なタイミングで発動させたはずの防御魔法を貫いて。
騎士剣『森羅』はフェイトのバリアジャケットをズタズタに引き裂いた。


「……冥土の土産にでも……話してもらえますか?貴女が戦っているその理由を」
「道具として作られたというだけで全ての権利を奪われる……そんな事があってはならない。
 私は全ての魔法士に自立の力を与えるために戦っている」
地に伏したまま目線を上向けて声の主を視界に入れようとし、見えたのはミラーシェードをつけた男二人に挟まれて立つ黒髪の少女。
それこそが、彼女が回収するべき対象のロストロギア
『賢人会議』を名乗る『もうひとつの元型なる悪魔使い』、サクラ。
「道具として作られた……?」
「魔法士の犠牲の元にしか成り立たない『シティ』の存在を、私は決して許さない」
「……その言葉は、本当ですか?」




「あったよ。管理世界番号4840231478号のデータ」
無限書庫からのユーノの報告がモニタールームに届いた。
「情報技術進化の過程でリンカーコアを生体的に再現するという稀有な技術を生み出した世界だ。
 大気中に浮遊している魔力素だけでなく物質として固定されたものにすら超高速の演算速度に任せて強制的に干渉して、限定的にだけれど物理法則を根本から操作できるようにしたらしい。
 その生体リンカーコアを脳内に埋め込んだ人造魔導師の雛形が『悪魔使い』だってわけだね。
 おかげでこの世界では生粋の魔導師の進化は止まってしまったみたいだけど。その他の成り立ちとしては、なのはが育った世界と大して変わらない。
 ……ただ……十数年前に起きた世界大戦の結果……」
「もういい。そこから先は知っている」
ユーノの報告を半ばで断ち切る。
「今更、下手にその事実を教えるわけには行かないんだ……彼女達には」
「…………」
その沈黙を打ち破るように、通信席にへばりついていたエイミィの報告が上がる。
「居ました!ロストロギア『悪魔使い』の反応確認!現在座標特定できました!……すぐ近くになのはちゃんの反応もあります!」
「……ッ!拙い、もう戦闘中か!?確認急げ、一秒でも早く連絡を取るんだ!」
「はい!…………いえ、えーと、それが……ねぇ」
妙に歯切れの悪いエイミィの言葉にクロノは苛立たしげに声を荒げ、
「何だ、報告は正確に簡潔にしろ!今は一刻を争う状態なんだ!」
「……悪魔使いとなのはちゃんが……お茶会開いてる」
「……はぁ!?」




『成程、十一次元連結定理についてそのような解法が存在したとは驚きですね』
《Thank you, Harry. And your topic was very interesting, too.》
『いやいや、それほどでもないですよ』

「ておい、見覚えがあるぞこの状況!いいのかまたこんなことしてて!」
「だーって、手加減してくれた相手を問答無用で倒しちゃうわけにも行かないでしょ?それを言ったらヘイズだってあの時」
「だからあの時からお前らの平和ボケには一言言いたかったんだが」
なのはさんカモミールティーって嫌いじゃないですか?癖があるからって真昼さんは駄目だったんですけど」
「全然大丈夫ー!ありがとう、このクッキー凄く美味しいよ!」
「ううん……またやっちゃった……何でこう僕達は敵と友達になっちゃうんだろうなあ」
「ええとそれで、なのはさんのお仕事って結局どういうことになるんですか?」
「あ、それなんだけどねー」
『……お楽しみのところ申し訳ないんだが』
午後のおやつで盛り上がっている『Huter Pigeon』のブリッジに、突然第三者からの通信が割り込んできた。
「あ、クロノ君」
『……報告してくれなのは。何がどうしてこうなった?』
なのはの目には、何故だかクロノが疲れ切っているように見えたと同時に……
その表情には、安堵の色が見えたという。




「そもそもこの事件は『悪魔使い』が引き起こしたということで時空管理局の介入が決定されたんだが……
 その本人がこうして全く無関係な立ち位置にいる以上、こちらが手出しをする意味は無い。
 ロストロギアと言えど自我を持ち、人間として生活している以上回収するわけにも行かないしな。リインフォースの守護騎士たちの時もそうだっただろう。
 そういうわけで状況終了だ、なのは。今からアースラを迎えに出すからなるべく速やかに撤退を」
「……待った。ちょ〜っとばかし悪いニュース」
クロノの長広舌の最中に重い声を上げるエイミィ。
「今度は何だ」
「……『悪魔使い』の反応がもう一つ。モニターに出すけど……もしかすると状況終了はまだ遠いかも」
瞬時、映し出される黒尽くめの少女。それを見て『Huter Pigeon』の面々が声を上げる。
「これは」
「『賢人会議』……!?」
「彼女が……『悪魔使い』!?そんなはずない、真昼兄も月姉も僕の他にはこんな能力を持っている魔法士はいないって……」
「悪い知らせがもう一つ……言い難いんだけどそのすぐ近くから、……フェイトちゃんの魔力波長が確認されてるの」




シティ・ニューデリー上空。
現存する雲上航行艦三隻が全て集結したその空域は、既に戦場と化していた。
騎士が、荷電粒子が、固体窒素の槍が、ゴーストに侵された土砂が、メルクリウスの螺子が、情報解体の意味を刻まれた論理回路が乱れ飛ぶその中で。
彫像のように動かない、この世界の者ならぬ人間が、二人。
「フェイトちゃん」「……なのは」
「……そこを退いて」「退かない」
「私達の仕事を忘れたの!?」「なのはこそ!私達が何のために戦っているのか忘れた!?」
「この世界の人たちが……幸せになるように……」「そのために、私みたいな存在を何百人も、何千人も犠牲にしても!?」




「私は嫌だ!!愛を求めても裏切られ、奪われるために創られるような人間はもう私一人で充分!!」




マザーコア・システム。
その存在を知らされること無く派遣された二人は、この戦争においての立ち位置を定められぬままこの世界に降り立った。
彼女達は事務的に仕事をこなすだけの人形ではない。世界に感情移入し、護りたいと欲するが故に比類なき力を発揮する魔導師なのだ。
だからこそ――この世界とひとたび関係を持ってしまったならば。
敵対しあう別々の勢力と、絆を結んでしまったならば。




「だからって何も知らずに平和に暮らしている人たちを困らせるの!?この地獄みたいな世界で懸命に生きている人たちの希望を奪うって言うの!?
 そんなの……絶対間違ってる!」
「間違っていても……構わない……!」
今にも泣き出しそうなぐしゃぐしゃの顔で、フェイト・T・ハラオウンはそう言った。
《Drive ignition. Assault form, cartridge set.》
「私には彼女たちを見捨てることなんて出来ない!!」
唯一無二の親友と袂を分かつと、そう言った。




「……レイジングハート
ぽつりと漏らした言葉に、インテリジェントデバイスは即座に応える。
《Yes,master. Order of the setup was accepted.》
「…………分かった。それがフェイトちゃんの選んだ道なんだね」
《Main system, start up. An accel and a buster: the modes switching became possible. The percentage of synchronicity, ninety, are maintained.》
「だったら私はもう何も言わない」
《Standby, ready. Drive ignition.》
「友達だから……友達だからこそ、闘ってでも止めてみせるから!!」
なのはの手の中でレイジングハートエクセリオンが起動する。
道を違えた親友を、殴り倒してでも引き戻すために。




光の刃が空を裂く。
光の柱が天を突く。
決して晴れぬ空の下。
魔法の力ですら晴らせない悲しみを抱えた世界で、譲れぬ思いがぶつかり合った。








同時刻。第三勢力、モスクワ軍。
「えーとー……ボルシチー……ピロシキー……?ストイコビッチ?あかんー、ロシア語なんて知らへんよぉー」
「はやて、ウォッカだ、ウォッカがまだあるぞ!」
「なんなんやこのチビッ子たちは」
緊急協力要請をかけられた特別捜査官候補生、八神はやてがイルの前で眉間にしわを寄せていた。








魔法少女リリカルなのはVSウィザーズ・ブレイン
『今にも泣き出しそうな空の下で』


《It'll never begin.》
「始まりませんっ!」




ぶっちゃけ両作品を知った時からやりたいと思ってた。
何故かウィズブレ組の出番が少ないのは内緒だ。お兄さんとの約束だぞ!(何)
京アニでのアニメ化、やってやれないことは無いと思うんだ、アニメ版ベルセルクだって鷹の団編だけで終わってるんだし。
結構親和性が高いから混ぜることを考えた人も多いんじゃないかと思うのであるが、ググってみてもクロスオーバーは見当たらなかったのでここぞとばかりに。


参考文献。


ちなみにツッコミがあるかもしれないヘイズ並の高速予測思考演算ですが、
なのはさんならやります。
俺はそう信じてます。小三で微積と分割思考マスターしてるんですよ?
その分不意を突かれるとああなるってことで……ダメカナ?(ダメダヨ♪)


しかし前回のを書き上げてから一週間そこそこ、ネタ出しから考えると一週間未満でこの量の文章を書けるとは、長編で四苦八苦している遅筆の私は自分で自分にビビリが入るぜ。
ある程度適当に書いてもいいジャンルなのを差っ引いても、モチベーションが執筆速度に影響を与えるっていうのは本当ですね。
嘘予告クロスオーバーという私に向いたジャンルを教えてくださったbeakerさんに心から感謝を。


追記、戯言殺し。
あなたの予想のおかげでハルヒinウィズブレ「涼宮ハルヒの犠牲(仮題)」とか書きたくなったじゃないかどうしてくれる。
具体的に言うなら

  • 長門に本を借りてまた影響されたハルヒがウィズブレ世界を具現化してマザーコアになっちゃう(無意識のうちに助けを待つお姫様願望があったと思われ)
  • 脅威が取り除かれたため敵に回る「機関」とその先遣、古泉
  • 唯一魔法士に立ち向かえる能力を持った情報デバイス長門
  • やっぱり役立たずのみくる
  • ただの人間でありながら、どうにかしてハルヒを救い、この世界を壊すことを決意するキョン

みたいな。
でも何か口惜しいので今度はあなたが何か書け。そしたら私も次にこれ書くから(勝手なことを言うな)。