順調に追い詰められていってます。

自分達で決めた日常の縄張りに安住して
そこから一歩踏み出せば英雄で
二歩踏み出せば気違いで
たとえ彼方に何物かの姿が仄見えることがあっても
それは出来の悪い想像図に書き換えられてうらぶれた見世物小屋に押し込められ
好奇の視線と嘲笑を浴びるが関の山だ。

直接的な戦争描写を徹底的に排除する戦争小説。「日常生活の中に潜む、人知れず戦うヒーロー」というものを具現化すると、実際はこんなにも凄惨なのだということを知る。


この辺りから主人公が精神的支えになっても事件解決に全く役に立たないという「男女逆転少女マンガ」展開がちらほら見られるようになって来たような。


何度読んでも鉄人定食の描写は異常(笑)。