• 魔法とHのカンケイ。

クローバーハーツをブチ抜かんという勢いの萌エロ展開でございましたぁ!!
なんかもー人魚の子供をラスキンに取り出される馬呑吐のように胸がザクザクのグサグサよ。古くは東鳩のあかりシナリオやONEの長森シナリオのような、「友達以上恋人未満、っていうか傍から見てたら恋人だろうが明らかに」状態の揺れる心が全編通してのテーマになってましたから。
主人公が凄く共感できる奴だっていうのもポイントが高い。真面目で性欲と恋愛感情をきっちり分けて考えようとして、鈍くは無いんだが相手の好意を自分で打ち消す。傷つかないようにね。でも、その自信の無さが全ての原因となって相手を一度傷付けてしまう。こいつの心理に何度シンクロしたことか。
つまり「恋愛」を深く掘り下げて考えているんですよこのゲーム。体だけでは伝わらない。でも言葉だけでは不十分だ。なら、その間には何があるのか?……ブッチャけて言ってしまえば何も無いんだけど、でもそれに気付くまでが恋愛の醍醐味でもあって。たまらねー、青臭い、若さってなんだ。振り向かないことさ。



とにかく、このゲームのおかげで俺は一つ悟った。
つまり、「ラヴの無いエロはグロに過ぎない」ということ。
感情の細かなやりとりが無い中で体を重ねたところで、それは性欲処理に過ぎないのだと。恋愛の定義がどうであろうと、心を寄せ合う相手と共に居られることは幸せなことなのだと。
おかげで感動と欲情の閾値が上がってしまってこれから先枯れた男になりそうだけど。



もうね、魔法が当然のように存在する世界だから触手も分身も当たり前のように出来るし、誰のルートでも必ず3Pがあるというのが凄いよね。まあほとんどの場合後味悪いんだけど。
しかもレポートという体裁でおにゃのこ視点の回想シーンが必ず付属。Hシーンの密度が高すぎ!
サブキャラも粒ぞろい。鈴木は地味にいい奴で、妹も先生もルートがあるとは思わなかったし、何をおいてもとにかく鷺沼。こいつのおかげで魔法からメタ展開に足を突っ込んだからな。エロゲー大戦に出したら不条理度を下げられるに違いない。
というわけで、積みゲー6つ目、文句なしのランクS。くそう幸せだー。



最後に、お気に入りの台詞群を。
「蛇……蛇っ……!見かけによらずこの男っ……!」
何故カイジか。
「手作り弁当〜」「結構似てて気持ち悪い」
のぶよさん……
「オーケー。構ってやるからバールのような物をもってこい」
万能ツール伝説。
「この宇宙人!メトロン星人!ゼータレティキュリア星人!!」
イムリーなネタを。
「ちなみにたーくん分とは……」「いや、その元ネタは知ってるが……」
たーくんに含まれてるのか?はっはっは、当たり前だろう。

何気なく希有馬屋を覗いていたら。

あのニトロプラス様の新作ですよ?

なんでこの一分一秒を刻む忙しさの中(この文章も食事中に書いております)で、
イラストまで描いたかというとですね。凄いんですよ、このソフト。


なんと! このソフトで描かれる世界は拙作ビーストバインド 魔獣の絆 R.P.Gを元にしているのです!
いわばBEAST BIND(以下BB)の美少女アドベンチャーゲーム化といっても過言ではない!!

……っっっナニィィィィ!!?
うおおこれを聞いて一気に塵骸魔京をやるモチベーションが上がったー!!予約しといてよかった!!
でもあやかしびとをまず片付けるけどね僕は。