スレイヤーズ水竜王の騎士 (6) (角川コミックスドラゴンJr.)

スレイヤーズ水竜王の騎士 (6) (角川コミックスドラゴンJr.)

原作版第三部という位置づけらしい。一気に最後まで読破。
……んんん、どうも往年の勢いと盛り上げ方が足りていないような。近頃はスペシャルの方もマンネリ気味だし、クロスカディアシェリフスターズも「え、コレで終わり?」という落とし方だったし、どうしたんだよ神坂さん。デモン・スレイヤーズでのあの鳥肌が忘れられないんだよこっちは。
竜王の姿には意表を突かれたけど。
また世界を一つスレイヤーズの世界観に食わせたのかと思わせる世界設定。結界の外の様子が分かったっていうのは大きいけど……話としてはスーパーファミコン版のほうが面白かったなあ。カタート山脈にまで攻め込む奴。
神力の利用描写が完全にドラゴンボールになってたしなぁ。もっとハッタリ決めた呪文詠唱とかして欲しかったのに。コミックという媒体は小説とは違うというのは分かっているつもりだけど、そのせいでエピソードが深く掘り下げられる前に話が進んでしまってるんだよね。魔王の牙はなんだったのかとか、お嬢さんの事情はあれだけかとか、ナナシの過去とか。コミック版シェリフスターズは結構良かったのに……
路線変えた新シリーズ出してまた俺を感動させてください。

アニメは見てたんだけど原作は一巻と七巻(何でそんな中途半端な、というのは古本屋で安かったから)しか見ていなくて、間を補完。
御堂姉妹は七巻まで全然出てこなかったし、ハイジの人型化も結構遅かった。耕平のダンボールのエピソードやチンピラ誘惑してた時の相手への対応がおざなりじゃあ無かった。エルフリーデさんが意外と御茶目。なによりタライが降って来ない。さらには急に背景だけになって声だけが飛び交ったり、意味の分からない繰り返しギャグがあったりもしない。(コミックなんだから当たり前である)他は結構忠実だった。
ジェダはオリジナルラスボスだったのね。