龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

龍盤七朝 DRAGONBUSTER〈01〉 (電撃文庫)

涼孤の剣に対する侮辱は、月華の剣に対する侮辱だった。
胸の中の剣に対する侮辱だった。

秋山瑞人の作品の主人公たちは常に「絶望的な孤独」を胸に抱え、「奪い取られる運命の希望」を与えられる。
だからこそ、見ていて目を背けてしまいたくなるのに、物語が終わるまで目を離すことが出来ない。
一種の呪いだと思う。
だからちゃんと早めに完結させて色々。


全力で何やってんの司令部。


一世一代のイベントシーンなのに流れ的にスルー気味なあの子に涙。
今回は主役があんなんだったせいで集団戦闘になったり、敵が問答無用な生き様のために「実は良い奴なんだよアピール」が変則的だったり、色々面白かったです。


Q:一部最後で海に沈んだC.C.はどうやって生き残ったんですか?
A:不死身なので泳いで戻ってきました。

身も蓋もない!(笑)
ナナリー総督赴任までの裏話というところ。アーニャ良い子だよアーニャ。