DDD 2 (講談社BOX)

DDD 2 (講談社BOX)

最後の最後で奈須きのこの芸風が西尾維新みたくなった。
一方で序盤だけ立ち読みしたトリプルプレイ助悪郎だと西尾維新の芸風が京極夏彦みたいになってたけど。
八割以上を占めるインチキ野球描写、全然興味の無いジャンルなのに引き込まれるように読まされたのは流石と言う他無し。空想科学読本の「消える魔球」関係を思い出したわ。毎度言ってる気がするけど情報の出し方が「詳しくないけど理解は可能」という絶妙なやり方なので、状況整理に頭を使うのが楽しいしクドさがないのでお気に入り。読み直すと一巻でちょっとだけ出てきた情報と繋がる部分が多々あるし。やはり天才は一味違う。
しかしカイエが「こんな可愛い子が女の子のわけが無い」状態です。