鋼鉄の白兎騎士団 I (ファミ通文庫)

鋼鉄の白兎騎士団 I (ファミ通文庫)

絵師さんが好きだったんだけどジャケ買いを小説でするのは危険だと思っていたのでスルーしていたシロモノ。
レビューサイトで最新刊を褒め称えていたので購入決定。
内容はアルアラネさまがみてる。
エロ小説でもないのにさらっとギャランドゥの描写が出てくるのは一昔前のファンタジー小説っぽくて実によろしい。
まだ序盤を読んだだけなのだが、随分と読ませる骨太ファンタジー。ギルド入団とかこういう「場を主人公とした作品」が好きなんだー。マリみてとか、リリカルなのはとか、マイナーだけどドラゴンファームシリーズとか。
新人、若手だった者たちが経験を積み実力者としていつしか後輩を導く立場になっていくさまを描いてくれるといいなあ。




大本命、ちょうど目玉はきっちり二つだ。

ウィザーズ・ブレイン〈6〉 再会の天地〈中〉(電撃文庫 1421)

ウィザーズ・ブレイン〈6〉 再会の天地〈中〉(電撃文庫 1421)

熱い。熱いぜこいつらは!!
インデックス。
やれば出来る子だったのではないか!!
ついに撒かれた伏線が結実していく今回、まだ出し惜しみをしているのかオールスター勢揃いにはならないまでも、限定的に魔術サイドと超能力サイドの垣根を越える今回の推進力は半端では収まらないぜ!!
何しろインデックスがちゃんと活躍してるくらいなのだから!!(苦笑)
二チームが同時行動する戦場と、それでもニアミス程度で終わってしまっているすれ違い、対照的な二つの道行きが完全に逆ベクトルの熱血展開を見せる!
本格的にクライマックスになったらどうなるのかと期待が迸りまくりだぞ。

その瞬間、地球の自転は五分ほど遅れることとなった

バカすぎる。(褒め言葉)
この何とか説得力を持たせようとして逆に説得力を失う強引さがインデックスの持ち味らしいのだが、ここに来てそれも極まった感があり!




ウィズブレ。
ダカールの日ならぬニューデリーの日。色んな奴らが顔合わせしてて燃えたり和んだり。政治的駆け引きによって敵味方に分かれる主人公達と裏腹なヒロインたちが癒されるー(笑)。
能力者バトルものの醍醐味がこれでもかというほどに味わえる戦闘描写は鼻血モノ。特におい、ノイズメーカー下でお前らは反則だ!!
策謀に関しても真昼は天樹メモの存在を知って動いているのか否かで展開が変わってくるな。
なかがき、だから嘘を吐くなって(爆笑)。そういう輩には終わりのクロニクル七巻の存在を教えてあげてください。