ドリアン飴を友人に押し付けることに成功。案の定一人は即座に吐き出したが、我が学部一の変人と名高きもう一人は
「ああ!俺ドリアン大好き!」
とのたまい嬉々としてしゃぶり続ける始末。本当に何物だお前。


体育の器械体操がトランポリンへと進む。ところが一学期の復習ということでバク転も数班に分けてローテーションにしながら同時に行うことに。
つまり「トランポリン→床運動→トランポリン」という運動をさせられた。
誇張するなら「低重力→有重力→低重力」という環境に数十分のうちに次々に置かれるわけである。
しゃっくりを起こす三半規管。
あのね、特にね、トランポリンから降りて数分は体が物凄く重いの……体感的にジャンプがやたら低く感じるの……


教習所も佳境に差し掛かり、高速道路教習の時間になったのだが、高速に入った途端降り出す雨。降りた途端に止む雨。
神様俺が嫌いならそう言え。
教官にさんざん普段の行いが悪いだろうとからかわれる。大当たり。


ハンカチ王子が進学を決めたというニュースで朝のテレビがもちきりだった。
甲子園を一刹那たりとも見ていない私にはなんらの感慨も与えないだろうと思っていたのだが、
「今のままではプロに行っても人間的に通用しないだろうから、遠回りでも大学で成長してくる」
という言葉に座っていた椅子を引っこ抜かれた気分になった。
才能のある人間ですらそんなことを考えるのか。
同じようなことを考えていた俺は、今成長しているのだろうか。
遠回りでなく、分かれ道を歩んでいないだろうか。
そんなことを考えさせられたり。
……あーもーやめてよね人を不安にさせるのは。