都合26時間位でコンプリート、っつか一本道もいいところだから単にクリアか。睡眠時間をギリギリまで削ったのが功を奏したな。
とりあえず明日久々に上京するわけだし早めに寝よう。
軽いけどネタバレ風味になるので以下は注意。


三年間発売を延ばしまくったのはもしかしたらわざとプレイヤーの記憶を曖昧にさせて武にシンクロさせる狙いではないかという感じの舞台設定でしたねー。ループ物&パラレルワールド物としてはオーソドックスな古式ゆかしい状況になるが(特にエロゲプレイヤーには)「そういうの」が好きな人には垂涎間違いなしですわな。問題はガンパレードマーチを執拗に思い出させるということか(笑)。わざと小ネタやってんじゃないかってくらい幻獣BETAの生態とか対レーザー用煙幕とか第六世代とか。
「実はマトリックスあるいはひぐらしのごとくまだ続く」とかいう噂を聞いたために(しかもそれが冗談と看過出来ない実績をお持ちだし)ビビリながら読んでいた(中盤でこのまま終わるか!?みたいな展開もあったし)が、ご安心くださいちゃんとケリは着きます。個人的にはオチが微妙に駆け足な気がしたけど。
あとこれをSFロボットアクションだと思っている人は気をつけろ、実態はSFホラーだ。軽くトラウマになるCGが出てきて深夜に卒倒or嘔吐しそうになった。18禁要素が思いっきり別のベクトルへ。
と、いろいろ文句は書いたもののランクつけるなら下手したらSSSをつけてしまいかねない出来栄えでした。無印で張り巡らせまくった伏線は覚えている限りでは余すところ無く回収されてて気分爽快。戦術機の戦闘シーンは毎回毎回自動小銃の音がドパラタタタとうるさいのが難点だがアニメを見ているかのような表現力を手に入れ、登場人物たちは確かにそこに息づく人生を持ち(しかし既作品のキャラクター出してちょっとしたコラボレーション、ってのはいいけど。この扱いってファンサービスになってたのかしら)一片の無駄も無く書き尽くされた絶望的な戦争描写が、直接的にこちらの頭蓋を叩く。
言うなれば、白銀武という何処にでも居た少しばかり熱血な青年が、戦争を通し漢として、人間として成長していく物語がマブラヴだった。彼は大切なものを取り戻すために地獄のような戦場から何度でも這い上がる。そして狂ってしまった世界だからこそ正しくあろうとする人間の命の煌きが、偽りの平和に漬かった現代の日本では見ることの出来ないそれが、より一層光を増して見えるのだと教えてくれる。
多分その辺りなのだろうなー、ここまでオルタを気に入った理由ってのは。


とりあえずスタッフロールの最後の一文で軽く吹きました。