カエルの解剖。
なかなか口をあけてくれなくて口腔内が良く見えなかったことを除けば外見のスケッチまではよかったものの、腹を開く段階になって結構な逡巡が。
皮を一枚切り開き、腹膜を裂いていくあたりで、何を考えたのか私は脳内萌え変換で罪悪感を誤魔化そうとしていた。
多分メスのカエルだったのと、口を開ける時に思わず「口を開けろー」とか話しかけていたのが災いしたのかもしれない。
「うわー、こいつ大腸が膨れすぎだ。餌どんだけ食ったんだよー、そうかお前は食いしん坊娘だな。って肺が大きすぎて心臓が見えないから切除して」
余計気持ち悪さが増したため五秒で思考停止。本当何やってんだ私。
実際に作業を進めていくと罪悪感とか気持ち悪さとかは気にならなくなるんだけどね。悩むのはメス入れるまでで。


あやかしびと設定資料集接収。
絶招の残り二つが載っていたので満足。先生は日曜大工が趣味だったのかッ。