元軍人がドロップアウトして再び戦争に引っ張り出されるって流れがメチャメチャ好き。
しかしこれキッズ映画だからって安貸ししてたんだがどこが子供向けなんだ。30以降の親父にこそ見せたい作品じゃないか。最後の家族の見送りのシーンとかさ。
カラス取り込んだ辺りからテンション上がりっぱなし。
「この感覚だ……たった一人で空を飛ぶ感覚」
「それが俺のラストミッションなんだ!」
「やれ!真木!」
「子供の頃に憧れた、銀色の流星だ……」
もうウダラー!だのコペー!だのと叫びっぱなしですよ。家で見ててよかった。映画館だったら迷惑極まりない。
だってイーグルの援護射撃は反則級の盛り上げ方だったもんなあ。
うむ、超面白かった。

開始五分でまず待て。クラリックを組織するな。そしてメーザー砲はいつから冷凍光線を発射するようになったんだ。とツッコミの嵐。
そしてこれはゴジラではなくEDF戦記だと中盤で気が付く。だってM機関カッコよすぎだぜ?ヤラレ役でしかなかったはずの自衛隊がワイヤーアクションを駆使してエビラ仕留めてるんだぜ?流石だ。地球防衛軍2の奴らはM機関のミュータントだったのか。だがあの実戦訓練は怪獣と戦う上でなんの役に立つというのだろう……
ゴジラの扱いがアーカードの如しだったから終盤での切り札になるな、そしてその分出番は少ないな、という予想は当たった。
轟天号とゴードン大佐は一挙一動、あらゆる言動が可燃性。
「我々に残されたのはこの轟天号だけです!」「それで十分だ」
「お前達が地球で知らないものが二つある。一つは俺、もう一つはゴジラだ」
そしてX星人何だアレ。面白すぎる。
「んふーふふふ(笑)」
「やっぱマグロ食ってるようなのは駄目だな……」
「あ、ちょっと待って」
(も、もう一回、というジェスチャー
インデペンデンスデイマトリックススーパーサイヤ人まで持ち出してくるこのごった煮感。なんだあの死に様は、というクモンガ、ヘドラガイガンⅡ。南極から三分で東京まで辿り付く適当さ加減、さらにその後ニューギニアに行ったかと思うとまた真鶴に行くし、お前らさっき敵の母船に行くって言ってたのはどうした。
何このラスボス、カッコいいじゃん、と思ってたら工工エエエエ('Д`;)エエエエ工工!そういやいないなとは思ってたけどさー!
で、全部終わった後に
「終わったのね」「いや、始まりさ」
ってどこまでベタにすれば気が済むのか。
うん。面白かった。