バロン奪回、ピエールがのぞかせた過去、「友を思わぬ者はディーヴァを去れ!」アクエリオンソルナ、「こいつらは俺の仲間だ!」
熱い展開がつるべ打ち。
ただやっぱり「小を捨てて大を取る」か「小を救うために大を危険にさらす」かはどっちを選んでも誰かに責められるんだよね。
つーわけで放蕩オペラハウスより引用。

 この「一人の仲間の生命」と「多くの名も知らない命」で前者を優先するっての、リアルロボット物で同じことやってたとしたら批難轟々になるであろうわけですが、スーパーロボット物ならどっちを優先しても許される。
 熱血パワーで「前者を選びつつも結果的に一人の命も失わない」ことに終われば当然ヒーローここにありで、クールな参謀とかライバルに「お前のやったことは運が良かっただけに過ぎない」とか突っ込まれつつも「それでも俺は皆を守り続ける! 誰も見捨てない!」と言い切るってなもんでありる。リアル物だとこれが「単なる独善」に評価されがち。でもそれは当然。そんな極限状態をリカバリーできるのはスーパーヒーローの特殊能力だから。
 無論血涙流しつつ後者を選んでもやっぱり悲劇のヒーローが哀しみの戦場に立ち尽くすわけで、大の為に小を見捨てた薄情者の烙印を押されることは稀である。
 ただまぁ、アポロの場合って「バロンのことしか」考えてなかった感じなんだよなぁ。
 本来なら、どんな時も仲間を見捨てない事にピエールばりに男感じ入ってエキサイトするところなんだけど、どうにもその点が気になってしまった。
 それでもシリウスとシルヴィアを「仲間だ!」と言い切ったことには燃えたけどね!